2021/11/27
これから初めてのマイホームを建築される方にとって、地鎮祭も初めて参加する儀式になるのではないでしょうか。「どこの神社にお願いすればいいのか」「何を準備したらいいのか」など分からないことも多いはず…。そこで今回はR+house秋田北で家づくりをされたお施主様との地鎮祭の様子もご紹介しながら地鎮祭についてお伝えしていきたいと思います。
地鎮祭とは、建物を建てる際に、その土地の神様から土地を利用する許可を得るための儀式で、工事中の安全や土地・建物が末永く安心に暮らしていけるものになるよう祈願して執り行われます。種類としては神式と仏式があるのですが、この記事では執り行われることの多い神式について紹介していきます。
地鎮祭はその土地を守っている氏神様を祀る神社にお願いするという考え方もありますが、最近はそこまでこだわる方も少なく、もともとお付き合いのある神社や地域でも比較的規模の大きな神社に頼むことが多くなってきています。
ちなみに、もし建築予定地の氏神様を祀る神社で執り行いたいけれど、どこの神社なのか分からないという方は神社庁に問い合わせてみてください!
①修祓(しゅばつ)の儀
参列者やお供え物を祓い清めます。
②降神(こうじん)の儀
神主さんが土地の神様を迎え入れます。
③献饌(けんせん)の儀
祭壇に用意したお供え物を神様へ捧げます。
④祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様へ土地を使うことを告げ、安全祈願を祈ります。
⑤四方清祓(しほうきよめばらい)
土地の四隅を切麻や大麻により祓い清めます。
⑥地鎮(じちん)の儀
施主・施工者・設計者がそれぞれ鎌・鍬・鋤を持ち、盛砂に向けて行います。
刈初(かりそめ)の儀
「えい、えい、えいっ!」と3回声に出しながら盛砂の上の草を刈り取る動作をします。
穿初(うがちぞめ)の儀
お施主様が鍬を用いて「えい、えい、えいっ!」と声を出しながら、盛砂を崩していきます。
堀初(ほりぞめ)の儀
施工者が「えい、えい、えいっ!」と声を出しながら盛砂に鋤を入れて均していきます。
⑦鎮物埋納(しずめものまいのう)の儀
神霊を鎮めるための鎮物が入った箱を土地へ納めて祈念します。
⑧玉串拝礼(たまぐしはいれい)
祈りを捧げて玉串を神前に捧げます。玉串は時計まわりに回し、根元を神前に向けてお供えし二礼二拍手一礼をします。
⑨撤饌(てっせん)の儀
神様に捧げたお供え物を下げます。
⑩昇神(しょうじん)の儀
神主さんがお呼びした神様を元の場所に送る儀式です。
⑪神酒拝載(おみきはいたい)
神様にお供えしたお酒をいただきます。
R+house秋田北で行う地鎮祭当日の流れを簡単にまとめてみましたが、イメージできましたでしょうか?
難しそうにも思えますが、式自体は20~30分程度で終了となりますし、お施主様が困らないよう神主さんが優しく説明しながら式を進行してくださいますので安心して臨めると思いますよ。
お施主様が式に関わる全てのものを準備する必要はありません。地鎮の儀に使う盛砂や会場テントなどは住宅会社が用意することが多く、実際、私たちR+house秋田北でも用意させていただいております。
お施主様に用意していただくものとしては
〈お供え物〉
◆米(一合)
◆塩・水(各一合)
◆清酒(一升)
◆海の幸 3種(尾頭付きの鯛や昆布など)
◆山の幸 3種(季節の果物)
◆野の幸 3~5種(季節の野菜)
〈初穂料〉
相場は2~5万円ほどです。
となりますので、参考にしてみてくださいね。
特にお供え物の中でも尾頭付きの鯛は時期によっては入手しづらいケースもありますので、用意される際は少し注意が必要です。神社によってはお願いすれば1万円程度でお供え物一式を用意してくださるところもありますので、その点はお願いする神社に確認してみてください。
また、地鎮祭後はいよいよ工事がスタートしますので、近隣挨拶を地鎮祭後にされるお施主様も多くいらっしゃいます。もし挨拶まわりも同日で検討される場合はお菓子などの粗品も事前に用意しておくのがオススメですよ。
R+house秋田北のInstagramにも地鎮祭の様子を掲載していますので、どんな雰囲気なのかもう少し知りたいという方は是非チェックしてみてくださいね!